育児や介護がしやすい環境を

復職をもっと自由に

結婚した女性にとって、出産と育児はとても大切なことです。しかし、仕事を持つことが普通になりつつある現在、仕事との関係に悩む人が少なくありません。諸外国のように、安心して出産と育児ができる態勢や制度が整っていないのが日本の現状となっています。これは、少子化で悩む日本にとって深刻な課題だと多くの人が指摘しているようです。しかし、制度化する政府もそれに従う企業も、ほとんどが男性に運営されているという矛盾があります。ノルウェーのように法律でクオタ制を導入し、強制的に女性比率を決めてしまうくらいの思い切った手段が必要かもしれません。
現在は、産休制度が法律で制定されたおかげで、男女ともに育児休暇を取れるようになりました。1年間という期間限定ではありますが、父親と母親の両方が対象となります。例えば、半年ずつ交代で休暇を取るというスタイルも可能です。問題は、育児休暇を終えた後、すぐに復職できるかどうかではないでしょうか。もし、その後も継続して育児に当たりたいと考える場合、いったん離職することになります。とはいうものの、子供がある程度大きくなった時点で復職する人が、最近増加しているのです。しかし、残念ながら今の日本の保育環境は、働くお母さんの味方になっているとは言い難い状況となっています。そのため、本来プロの知識や経験を持つ人でも、短時間のパートやアルバイトに甘んじているケースが多数見られるのです。専門性を活かした職場に復職すべき人材をミスマッチした仕事につけさせている現状は、社会にとっても大きな損失だといえるでしょう。
女性が望むような復職が自由にできるような法律と、社会環境の整備が求められています。